スポンサーサイト

--年--月--日--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

網膜裂孔

2006年07月26日23:32

剥離しかかっている硝子体が、網膜と強く癒着していると、引っ張られた網膜の組織が裂けて孔が空いてしまいます。これが網膜裂孔です。

このとき網膜の毛細血管が破れて出血するので、激しい飛蚊症が起こります。

つまり病気による飛蚊症は、後部硝子体剥離や網膜裂孔といった重大な眼病の前触れなのです。

網膜裂孔は網膜の破れ目のことで、網膜剥離をひきおこすため問題となります。

網膜の変性・萎縮によって生じるまるい穴、萎縮性円孔と、硝子体と網膜が癒着していて、

網膜が硝子体にひっぱられて生じる裂け目、牽引性裂孔とに大別されます。

萎縮性円孔は20歳代を中心とした若年者に多く、牽引性裂孔は50歳代を中心とした年層に多く認められます。

牽引性裂孔ができるときに、血管もいっしょに断裂して硝子体に出血することがあります。

出血が軽ければ、その影が網膜に映って飛蚊症を自覚するにとどまりますが、出血が多い場合は視力が急に低下します。

しかし、幼少年から青年の円孔形成には後部硝子体剥離が関与しない場合が多いため、

このような例では無症状のことが多いようです。また中高年の例でも、無症状の場合が少なくありません。

網膜裂孔形成の要因として網膜格子状変性、後部硝子体剥離、強度近視があげられます。

眼球の打撲によって生じることもあります。

網膜格子状変性は周辺部に生じた格子状の外観をした帯状の網膜の薄い部分です。

生まれつきあるのではなく、小児期から青年期にしだいに形成されます。

全人口の5~6パーセントに存在し、その約半数で両目に生じるといわれています。

近視眼では10パーセント、強度近視では20パーセントの頻度で認められるといわれています。

網膜裂孔を放置しておくと網膜剥離に進展し、視力が低下して、回復のためには入院して手術を受ける必要が出てきます。

網膜裂孔は無症状の場合も少なくありません。

網膜裂孔だけのときに発見されれば、外来でレーザー治療を行なうだけで網膜剥離を防ぐことができます。

網膜裂孔の治療は、網膜剥離への進行を予防することです。

網膜裂孔は自然にふさがってしまうことはありませんが、

とくに硝子体の変性がほとんどおこっていない若い人の円孔の場合は、

放置しても網膜剥離をおこさない場合も少なくありません。

しかし、牽引性裂孔の場合は、まず網膜剥離をおこします。

網膜の裂孔や円孔のみで、網膜の剥離をともなっていない時点では、

裂孔の周囲をレーザー光凝固で焼き固めるだけで、網膜剥離の予防ができることが少なくありません。

ただし、硝子体によって網膜が強くひっぱられた場合には、光凝固をしても網膜が剥離してしまう場合があります。

網膜剥離をおこすと、手術が必要です。

網膜格子状変性や強度近視のある人は定期検査が必要です

家族に網膜剥離や網膜裂孔の人がいる場合も、一度眼底検査を受けておいたほうがよいでしょう。

飛蚊症や光視症を自覚したらすぐに眼科を受診してください。

※光視症[暗所で視野の一部に光が走る]が自覚される場合があります。

これらの症状は、硝子体が変性・液化し後部硝子体剥離が生じるときに出現することが多く、

この時点では網膜剥離はないか、あってもわずかです。
スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。